自宅環境の Xubuntu で IEEE802.11n が使用できるようにしたい。 ということで、手元にあった Planex の GW-US300MiniS を使えるようにしてみた。
いろいろ調べて試したところ、
にある情報で、手元の環境で成功した。具体的には、以下のとおり。
以下、詳細。
RalinkのLinuxサポートページ に、ドライバのソースがある。この中にある RT2870USB(RT2870/RT2770) のドライバをダウンロードし、
tar xvjf 2008_0925_RT2870_Linux_STA_v1.4.0.0.tar.bz2
で展開する。
2008_0925_RT2870_Linux_STA_v1.4.0.0.tar.bz2 そのままでは、GW-US300MiniS が認識できない。そこで、認識できるよう、include/rt2870.h の
{USB_DEVICE(0x2019,0xED06)}, /* Planex Communications, Inc. */ \ {USB_DEVICE(0x2019,0xAB25)}, /* Planex Communications, Inc. RT3070 */ \
の間に
{USB_DEVICE(0x2019,0xAB24)}, /* Planex Communications, Inc. GW-US300MiniS */ \
の1行を追加する。
rt2870.h を編集すれば、OSは認識するようになる。しかし、これだけでは、Ubuntu/Xubuntu のデスクトップが使用するNetworkManagerは認識してくれない。そこで、os/linux.config.mk を編集する必要がある。具体的には
HAS_WPA_SUPPLICANT=n HAS_NATIVE_WPA_SUPPLICANT_SUPPORT=n
を
HAS_WPA_SUPPLICANT=y HAS_NATIVE_WPA_SUPPLICANT_SUPPORT=y
にすればよい。
シェル上で
sudo make sudo make install
とする。最初のmakeの時点で sudo をつけているのは、そのままではビルドエラーになってしまうため。ビルドしてできた rt2870sta.ko を /tftpboot にコピーするようになっているようで、これを解消するために /tftpboot に一般ユーザーの書き込み権限を与えておけば、sudo する必要ないかもしれない(他に何かroot権限が必要なものがあるかもしれない。そこまでは調査していない)。
この記述は、2009年1月5日現在の情報であり、ご覧になられている時点では、情報が古くなっている可能性があります。ご了承ください。
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