淡麗日記

_ こんぴら参り

泊まっていた旅館が石段のすぐ側だったので、朝からさっそく金刀比羅宮へ。両脇のお土産屋さんを覗きながら、のんびり石段を登る。なんとか本宮まで辿り着いたので750段は歩いたのだろうか（一番下から歩くと785段だと言われている）。しかし、実際にはまだ上があるらしい。時間の都合で登らなかったが、時間があってもたぶん無理（＾＾；

今日はちょうど桜花祭の日。満開の桜の下、冠に桜の枝を飾った神職や巫女のみなさんが本宮に向かって行列していた。笙の音ってハーモニカに似てますね。

_ こんぴら歌舞伎

本日のメインイベントは四国こんぴら歌舞伎大芝居。旅館は金丸座の近くでもあるため、とても移動しやすかった。私たちは午前の部だった。初めて歌舞伎を観劇したのだが、こんなに敷居の低いものだったとは思わなかった。思っていたより言い回しも難しくなく、内容もシンプルで分かりやすい。二本目の「身替座禅」は狂言が元になっていて、笑いを誘う、というよりむしろ爆笑もの。若い人にも取っつきやすいと思う。

ここの劇場は「旧金毘羅大芝居（通称：金丸座）」という重要文化財。1835年建造の日本最古の芝居小屋とのこと。昭和期の復元工事で創建当時の姿に戻って保存されている。そんなわけで、最低限の照明設備はあるものの、空調があるわけではなく、例年の公演では防寒着＆使い捨てカイロが手放せないということだった。ところが、今日は夏日。厚着どころかノースリーブの客もいるくらい。こんな年は本当に珍しいらしい。

_ 善通寺

最後に、以前から見に行きたかった、空海ゆかりの善通寺参拝。約1200年前に出来た（つまり空海が建てたといわれている）古刹なのだが、新しい建物も多く、落ち着いた雰囲気というよりもむしろ散歩にちょうどいい感じ。御影堂地下の戒壇めぐりももちろん行ってきました。ところで、ここでは空海の声が再現されているのだが、やはり鈴木松美博士の仕事だったんだろうか？

母が寺のすぐ側のお菓子屋「熊岡」で固パンを購入。生姜風味のお菓子（本当に固い！）で、なんとも素朴な味だった。

善通寺I.C.から高松道に乗って帰宅。さすがに帰りの運転は疲れた（前半私、後半ダンナ。昨日は逆）。

_ 本日の夕食

ダンナの実家でロールキャベツ等をご馳走になりました。

母の作ったロールキャベツの中のお肉は柔らかいのに、私がこの間作ったのは妙に固くてパサパサだった。なんで？